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野菜作り生活と苦土石灰
日本は、雨が多いためにどうしても土壌が酸性化してしまいますし、雨によってアルカリ成分が流されてしまいますし、化学肥料を使用しますと、土壌がpH3〜4前後の酸性に傾いてしまいます。
野菜を酸性化した土壌に植えますと、根が傷みやすく、丈夫な野菜に生育してくれませんし、必要なリン酸がうまく吸収されずに、花や実がつきにくく、花付きが悪くなったり、実が小さくなったりしてしまいます。
野菜作り生活では、土壌の酸性化を中和するために苦土石灰を使用しますが、苦土石灰の主成分は、マグネシウムやカルシウムです。
苦土石灰はドロマイトと呼ばれる鉱物を高温で焼いた石灰の肥料で、アルカリ分が高いのが特徴で、土壌の酸性度を中和し、野菜作りに最適なPH6.0〜6.5の弱酸性に調整してくれます。
土壌が酸性から弱酸性になるにはある程度の時間が掛かるため、種まきや苗の植え付けの際には、土作りのたびに苦土石灰を施し、植えつける1ヶ月から2週間までの間に苦土石灰を施します。
苦土石灰はアルカリ成分が強いため、植え付け前に必ず先に済ませておきますが、土の酸性度を中和する成分には消石灰もありますが、消石灰は少ない量でも効果があるため、作付面積が広い場合におすすめですが、土壌をすぐに弱酸性にしたい場合は、天然石灰を使用します。
天然石灰は焼いた貝殻を細かく粉砕して熟成させたもので、撒いてすぐに植え付けができて便利ですし、野菜がスクスクと生育しますし、野菜作り生活に苦土石灰で土壌を改良し、生育に最適な土壌を目指します。
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